虚無と生存と

日曜は、どっちに転んでも涙腺は決壊する事、間違い無しだなあ。
もちろんこれからも歌ってくれる方向で泣きたいけどなあ。
それもどうなりますやら。


あの糞事務所には、あの子をちゃんと守って盛りたてていこうなんて意志はこれっぽっちも無いからなあ。
今までの挙動を見てりゃだいたい分かる。
それほどまでに信用が無いから、移籍しちまえなんて話になるんだよなあ。


多分、こんな時に日曜のコンサに来るような奴は皆そうだと思うんだけども、
俺は世界中を敵に回してでもあの子の味方をすると決めてる。


人はいつか死んで無になって生きてた痕跡も何も消えるという事実があり、
人生はすべからく無意味という結論を前にして、
俺は常日頃から人生に対しての虚無を抱えこんで生きてて、
そんなのを忘れさせてくれるものは、殆どないんだよね。
その数少ないものの1つがあの子。
だから下手すると、冗談抜きで俺の生存そのものに関わる問題だったりもするのよね。
それに比べりゃ世界なんて大した価値は無い。


クリス・ベノワとか見てるとホントに人ってなんだろうと思うよ。
俺から見れば彼なんて超人としか思えないような人だったんだけど、
その彼をして、人の世の苦しみに耐え切れずに自殺しちまったもの。
夢をかなえ金も名誉も手に入れ、同業者の誰からも模範として尊敬されるレスラーで
でも授かった子供が治療方法がない重度の障害という、その1つの苦しみに耐えかねて、死んでしまった。


日曜も出来る事は殆ど無いんだけど、ただ1つ。
俺は何があってもあの子の歌を聞いてたいし、あの子の味方でいると、
ただそれだけのためにあそこに行きます。
それがささやかでも、あの子の力と勇気になる事を祈って。