第8回  攻守交替のルールその2

その前に思い出して欲しい事があります。
アメフトは陣取りゲームであり、どこまで進んでるかが大事である」ということです。


3回の攻撃で10ヤード進めなかった場合は、次のどれかになります。


1.フィールドゴール狙って3点を取る。
  場所の目安としては、敵陣20ヤードより進んでたら、まあ余裕。というか外したら罰金。
  敵陣20ヤードから敵陣30ヤードの間では失敗する可能性も出てくる。
  敵陣30ヤードより進めてない状態でのフィールドゴールはプロでも外しても仕方がないというギャンブルです。
  フィールドゴールを外した場合ですが、プロの場合は、蹴った場所から相手ボールになって攻守交替です。
  ○ヤードのキック、と言う場合の○の数字ですが、敵陣△ヤードの△の数字に17を足してください。 


2.パントキックで陣地だけは何とかする。
 「今回は攻撃はこのくらいにしといたる」「その代わりお前らには、いい所から攻撃させてはやらんからな」
 ということで、パントと呼ばれるキックをします。蹴った瞬間に攻守交替です。
 アメフトは陣取りゲームですので、相手にはいい位置から攻撃させたくないんですよね。
 蹴られたボールを受ける側は、ボールを取ったら、タックルされるまでは前に走って少しでも進む権利があります。
 たまーにそのままタッチダウンしちゃうなんてことも・・・。
 エンドゾーンまで蹴りこんじゃった場合は、0ヤードからではなく、20ヤード戻して相手の攻撃になります。
 パントキックの例としてだそうとして、リターンタッチダウン詰め合わせになってしまった動画は、
    パントリターンタッチダウン2つ→フィールドゴールを外したのを拾ってリターンタッチダウン
    →パントリターンタッチダウン→キックオフリターンタッチダウン2つ、となってます。
 
 

3.うるさい、4回目の攻撃じゃあ。
 実は4回目の攻撃が出来ます。ですが、4回目の攻撃で10ヤード進むのに必要な残りを進めなかったら、
 パントによる陣地の回復も出来ずにその場所から相手の攻撃が始まっちゃいます。 
 ですので、ギャンブルと言われてます。
 ギャンブルをやるのは、試合の後半に負けてて、どうしてもタッチダウンとらないと…って時くらいです。
 または、敵陣35ヤードくらいまで進んだのに、3回で10ヤード進み損ねた時でしょうか。
 パントでエンドゾーンまで蹴っちゃうと15ヤードしか押し戻せなくてもったいないし、
 フィールドゴールには遠いし、だったらギャンブルやったれという具合です。