第10回 つうかラグビーとはどう違うの?

全然違うっちゅうねん。
ラグビーは基本的に動きっぱなしですが、アメフトはワンプレイワンプレイ全部止まります。
向かい合って静止した状態から、攻撃側のヨーイドンの合図で始まります。
この合図は攻撃側の味方には分かるように出してますが、敵には分かりにくいように出します。
ということで、守備側はどうしても攻撃側が動き出すのを見てからの動き出しになります。


そして、得点が入る、ボール持ってる選手が捕まって押し倒される、
ボール持ってる選手が外に出る(押し出される)、キックが外に出てしまう、
ということでプレイが止まります。
捕まってというのは、文字通り腕でつかまれて押し倒されるということです。
この相手を捕まえるプレイをタックルと呼んでます。


止まったらまた向かい合って、攻撃側のヨーイドンで始まります。
このあたりのことはテニスか野球に似てると思えばいいでしょう。
正直な所、ラグビーとは似ても似つかないと思います。


なんせ選手の動きも全部作戦で決まってまして、アドリブって少ないんですよね。
Aさんは5ヤード真っ直ぐ走って90度右に曲がって走ってパスを受けるとか、
Bさんは10ヤード走って右斜め45度に向きを変えてそのまま走ってパスを受けるとか、
そういうことまで全部決まっちゃってます。
コンサートでの立ち位置やダンスが全部決まってるようなものです。


攻撃側が使う作戦の種類は、よく使うものが40種類、たまに使うのが100種類、
年に1度使うかどうかのトリックプレイが10種類以下、とこんな感じでして、
チームから渡される作戦ノートは電話帳と同じサイズだったりします。マジで。


守備の方もトリックプレイなんてのは無いですが、あれこれ考えると、作戦は100種類くらいありますね。
どの作戦を使うかのベンチからの指示で、ジャンケンをしてるようなものです。


最後になっちゃいましたが、試合の最初および点が入った後はキックオフから再開です。
キックオフは片方のチームがボールを蹴り飛ばし、
もう片方のチームが蹴られたボールを拾ってタックルされるまで走ります。
点が入った後は、点を取った方がキック、取られた方がリターンです。
稀にそのままエンドゾーンに駆け込んでタッチダウンを取っちゃう事もあります。
で、そのキックオフとはこんなものって動画がこちら。
またこの人がやっちゃうんですが。



次に各ポジションの説明をするので、それが終わったあたりで一度試合を見てもらうと分かりやすいかな。