第28回 プレイアクションパス

そんなに難しいことではありません。
QBがランニングバックにボールを渡すふりをして渡さず、
その後でパスを投げるだけですから。
ランニングバックもボール持ってないのに持ってるふりをして走ります。


まあよく使われるフェイントです。
上手く守備の選手を騙す事が出来たら、ランだと思って前に出てきて
レシーバーのマークは外れているはずですので、パスを出す、これだけです。
上手い人がやるとテレビカメラも騙されるんですよ。


プレイアクションを時々見せておくことで、
フェイントじゃなくて本当にランをした時に守備の反応が遅れるという効果もあります。
ランだから前に出るというのと、パスに備えて後ろに下がるのとは、同時に両方は出来ませんからね。


ラインの選手もランに見せかける動きをするのでQBを守るブロックはやや甘くなります。
フェイントの動作の分、パスを投げるまでに時間も食います。
フェイントだと見破られると、サックを食らう危険はかなり高いですね。
サックというのも結構なビッグプレイなので、サック食らうのは避けたいところです。


守備側が「ここはランに間違いない」と思ってるときにプレイアクションを使えるかどうか
それは作戦を出すコーチ同士の読みあいにかかってます。