第30回 ショットガンフォーメーション

やっぱり今日にしてやった。面倒くさかったんで図はモノクロですが。



このように、QBが最初から下がってるフォーメーションの事をショットガンと言います。
多数のレシーバーが散弾銃の弾のように散らばる事からこの名がつきました。


ショットガンはQBが最初から下がってるので
レシーバーを探しやすくパスがやりやすいのですが、その反面ランはかなりやりにくいです。
というか、ショットガンでランをしたければ前回で紹介したドロープレイするか、
QBが自分で走るかしかありません。


ショットガンは「パスをやるから止められるものなら止めてみろ」という宣言に近く
読みあいの重要なアメフトでは異色の戦法です。
NFL公式の記録でもショットガンを使ったプレイのときは(shotgun)と記述されるくらいです。


バリエーションとして、TEの代わりに4人目のWRを入れるバージョンや、
TEの代わりにFB入れておいて、ドローを多少やりやすくするバージョンもあります。
ただしどちらにしてもパスに特化してる事には変わりません。


プロでは主に、3rdダウンなのに残り距離が5ヤードを越え、
もうパス投げるしかないなあという時に使います。


学生レベルだとQBに足の速いの使ってパスと自分で走るのとをアドリブでやらせるなんてこともあるので
プロよりは多用されてます。
プロだとQBが怪我でもしたらその時点でチームのシーズンが終わりかねないのでQBのランは控えめです。


まあ、プロでショットガンが出たらパス、
学生レベルでショットガンが出たら、パスかQBが走るか、
そういう予想をしておけばいいと思います。