まだ吹っ切れません。
ベノワでアレなんだからなあ。
人なんて、脆いもんですね。

特にベノワは、キャリアのスタートが日本の団体だったから、
精神的なものに日本の影響を多分に受けてますからねえ。
「自分の理」が壊れるとどうにもならんというか、
行動の先と結果を考えすぎるというか。


アメリカの中流階級の人間などは
「人間失敗したって次はある」「その次は今より必ず良い」ということを
何一つ疑うことなく信じてますからねえ。
理屈もロジックも関係ありません。
私などに言わせると、宗教じゃないのって感じです。


まあ再チャレンジの機会は豊富なアメリカと、その機会は極度に乏しい日本という環境の差もあるんでしょうが。
多分ジョン・シナはこの天然ポジティブの人間なんでしょう。


実際に退団寸前のタジリは壊れかけてましたし、
ネイサン・ジョーンズがハードスケジュールに耐えかねて退団した時は
「多分耐えられてる俺たちのほうがおかしい」とシナが言ってるくらいです。


その上に、ベノワの息子が、先天的な障害持ってたからなあ。
自閉症の上に、成長ホルモン打ち続けてないと死んでしまいかねないような発達障害
ベノワ自身がレスラーとしては恵まれない体格で、
息子を何とかと周りが見えないほど思いつめても何もおかしくないし、
追い詰める要因は数えたらきりがないですわ。


エディさんいたら、何とかなったのかな・・・。


無理心中に至る心理を考えるなんてのは、キリスト教に縛られたアメリカの文化にはないことで、
彼の気持ちを少しでも考えて煮え切らないでってのは、
もしかしたら日本人の方が圧倒的に多いのかもね。


キリスト教の自殺禁止ってのも、イエス自身はそんなこと一言も言ってなくて、
後のローマ帝国で生活に絶望した農奴の自殺が多発して社会システムが崩壊寸前になり、
自殺させないための方便として追加されただけのものなんですがね。


そんなのでベノワが地獄行ったらたまらんわ。
いびつな欲望を抑えきれず、ではなくて、苦悩の末に壊れちゃったのは明らかだしなあ…。
もちろんやったことは、いかんよ。正当化は出来んよ。
だけどそこに至る経緯ってのを考えると、一方的にベノワが糞だとは言い切れんわ俺には。


さて、こんな所からハロメンの話になっちゃうのもなんですが、
ぶっちゃけ、ハロプロもいつ壊れても仕方ない状態になってきました。
壊れそうなのはハロプロの組織ではなく、メンバーの精神状態です。


事務所がクソなのでそこを突かれて叩かれ放題。
マスコミがよってたかってスキャンダル狙いになってるし、
存在するスキャンダル狙うならまだしも、煙がないなら放火しろという感じにもなってるし、
いつまで耐えられるのかねえ。


はぁ。