第17回  時間に関する事

プロのアメフトというのは1プレイ終わると無線で指示があって、
それを全員に伝えるために円陣組んで作戦会議をし、
次のプレイが終わるとまた無線がきて、の繰り返しです。
プレイが終わって、円陣組んで作戦会議をして、次のプレイを始めるまでに与えられた時間は40秒です。
40秒経ったのに次のプレイをしないと反則を取られます。


1クォーター15分、クォーターは4つありまして、合計60分というのが試合時間です。
しかし、時計は動いたり止まったりします。


「ランプレイした時」と「パスをして成功した時」に「フィールドの中で相手にタックルされたら」
作戦会議中も時計が動き続けます。
パスを落とした時、点が入った時、ターンオーバーのあった時、
どちらかのチームがタイムアウトを取った時は作戦会議になると時計が止まります。


ランプレイやパスが成功した時でも、ボール持ってる選手が持ったままサイドラインから外に出ちゃうと、
これもまた時計が止まっちゃうのです。「フィールドの中で相手にタックルされたら」と書いたのはそういうことです。
あとはまあ、プレイ開始直後にQBがボールを地面に叩きつけるという方法もあります。
スパイクと呼ばれますが、これはパス失敗扱いになります。(パス失敗なので攻撃権は1回減っちゃう)


プロに限っては第2クォーターと第4クォーターで残り2分になった時も、
自動でタイムアウトになってこれも時計が止まります。
これはテレビ中継でCMを入れつつ、視聴者にトイレタイムを提供するために作られたルールです。いや、マジで。
次回は、時間をコントロールする戦術についてです。
とりあえず今回は、時計は止まったり動いたり、ということを抑えてくださいまし。